写真データを整理することで紛失のリスクを減らすことができますし、キレイな写真を撮るために試行錯誤する余裕も生まれます。
この記事では風景写真をキレイに撮る方法や写真データの効率的な保存方法を解説します。ポイントを押さえて楽しく風景写真を撮影しましょう。
【目次】
1.風景写真をキレイに撮る方法
絞り優先モードにする
シャッター速度を遅めに設定する
露出を変更する
アングルを工夫する
色んな設定で写真を撮ってみる
2.お気に入りをバッチリ保存!風景写真データの整理方法
①1ヶ所にデータをまとめる
②フォルダ分けする
③長期保存用にバックアップを取る
④お気に入りの写真を選定
3.風景の写真データを長期保存する方法
クラウドストレージ
外付けHDD
ブルーレイディスク
4.風景写真を確実に保存!おすすめのデータ保存サービス
Amazon Photos
おもいでばこ
オモイデホゾン
5.まとめ
1.風景写真をキレイに撮る方法
風景の写真を色々撮ってみるけれどなかなか上手くいかないと感じる方は、まず基本的な撮り方を一度確認してみましょう。一眼レフはもちろん、コツを掴めばスマホでも美しい写真を残すことができます。
絞り優先モードにする
絞り値(F値)とは、カメラに取り込む光の量を数値化したものです。
風景写真は画面全体にピントの合った写真が映えるので、絞り値を大きくして撮影するとよいでしょう。カメラを使う場合は絞り優先モードで絞り値を固定すれば、手前から遠くまでピントが合った写真を撮ることができます。
機種によりますが、スマホでもF値を調整可能です。例えばiPhoneは「ポートレートモード」を使えばF値を設定できます。お使いのスマホでF値の設定方法をチェックしておきましょう。
シャッター速度を遅めに設定する
シャッタースピードを遅めに設定することで動きのある写真を撮影できます。シャッタースピードを遅くする場合はブレやすいので、三脚を使用するとよいでしょう。
手持ちの場合は1/250秒程度、三脚使用の場合は1/60~1/2秒にシャッタースピードを設定するのがおすすめです。
スマホの場合、基本的にシャッタースピードを細かく設定することはできません。別の方法で臨場感を出せるよう工夫してみましょう。
露出を変更する
写真の明るさ、つまり露出を補正することで写真全体のイメージを変えることができます。明るい写真は晴れ晴れしくさわやかなイメージ、暗い写真は重厚感があり、ドラマチックなイメージになります。
写真のイメージを変えたい場合は露出を調整してみましょう。露出の設定は撮影後でも変えられるので、後から写真の印象をチェンジしたい場合は露出補正してみるのがおすすめです。
アングルを工夫する
風景写真は水平垂直を意識するとキレイに撮ることができます。
グリッドライン(撮影時に画面に表示されている格子状の線のこと)を使ってカメラやスマホを両手でしっかり構えるのがポイントです。
画面上に地面や建物など目印を見つけて、その目印を基準に水平垂直を意識するとよいでしょう。
色んな設定で写真を撮ってみる
ここまで紹介してきた通り、キレイな風景写真を撮るには撮影時の設定などさまざまな要素を捉えるスキルが必要です。そのため初心者は色々な設定、角度で撮ってみるとお気に入りの写真を見つけやすくなるでしょう。カメラの設定やアングルに迷ったときは何枚か色々な写真を撮ってみるのがおすすめです。
さまざまな設定を試してみて後から整理すれば、初心者でもキレイな写真を撮ることができるようになります。
2.お気に入りをバッチリ保存!風景写真データの整理方法
普段からたくさんの写真を撮る方は特にデータの整理方法に悩みがちですよね。カメラで撮影したデータをそのままSDカードに入れておいたらいつの間にか故障してデータが消えてしまった…という悲劇が起こることもあります。
せっかく撮ったお気に入り写真を失くしてしまわないよう、こまめにデータを整理・保存しておきましょう。以下の手順で整理するのがおすすめです。
①1ヶ所にデータをまとめる
スマホやカメラなど、複数の媒体で写真を保存している場合は特に同じデータが重複してしまい整理が難しくなります。整理しやすくするため、保存する前にまず1ヶ所にデータをまとめるのが大切です。
PCを持っている場合はPCのローカルにまとめると整理しやすいでしょう。PCがない場合はスマホのカメラロールやクラウドに保存しても構いません。
②フォルダ分けする
1ヶ所にまとめたデータを撮影日時、撮った場所などでフォルダ分けします。
フォルダ分けすることであとから見返しやすくなるため、写真を撮った時の記憶が残っているうちにフォルダ分けの整理をやっておくとよいでしょう。
③長期保存用にバックアップを取る
PCのローカルなど1ヶ所のみにデータを保存すると、その媒体が壊れたときにデータが全て消えてしまいます。大切な写真を長期保存するためには、データを1ヶ所にまとめたあとバックアップを取っておくべきでしょう。
バックアップのやり方については後ほど詳しくご紹介しますが、クラウドストレージやHDD、ブルーレイディスクなどに保管しておくことを推奨します。
④お気に入りの写真を選定
バックアップが取れたらお気に入りの写真を選定していつでも見返せるようにしましょう。
お気に入りの写真だけスマホに送ったり、SNSに投稿したりして分かりやすいようにしておくのがおすすめです。とっておきの写真は印刷してアルバムにしたり、フレームに入れて飾ったりするのもおすすめです。
3.風景の写真データを長期保存する方法
風景写真のデータを長期保存するのにおすすめのバックアップ方法を3つご紹介します。
クラウドストレージ
クラウド上にアップロードしてデータを管理します。
撮った日付で検索できる機能や、アプリによっては人物を見分けたり家族内でコメントを付けあったりする機能もあります。無料で提供しているサービスもありますが、動画の保存や高画質画像の保存は有料になっているケースが多いです。
無料のアプリを利用する場合は画質が落ちることが多いので、そのままの画質で長期保存したい場合は有料プランを契約するのがおすすめです。
クラウドストレージの場合は機器の故障によりデータが消失するリスクはないのでその点は安心ですが、サービス終了やセキュリティ被害のリスクはある程度存在します。リスクに備えたい方は何かあった時のために別の場所にもデータを移しておくことをおすすめします。
外付けHDD
パソコンなどを外付けのHDDにつないでデータを保存します。ローカル環境に保存するためサービス終了やセキュリティ被害のリスクがなく、ランニングコストもかからないのがメリットです。
ただし機器が壊れると取り出せなくなる可能性が高い点は要注意です。定期的に新しい機器にデータを移す必要があります。
ブルーレイディスク
最新のブルーレイディスクであれば高画質の写真データを100年以上保存できるのがメリットです。
外付けHDDやクラウドストレージと比較するとバックアップに手間と時間がかかりますが、近年は送ったデータを自動でBDに落として郵送してくれるサービスもあります。
4.風景写真を確実に保存!おすすめのデータ保存サービス
撮影した写真のデータを確実に保存するには便利なサービスを使ってみるのも一つの手です。ここからは編集部おすすめのデータ保存サービスをいくつかご紹介します。
※サービス情報は2024年7月時点のものです。
Amazon Photos
Amazonプライム会員なら写真保存は画質そのままで無制限に利用可能なサービスです。先述したようにクラウドストレージは画質に制限があるサービスが多いのですが、Amazon Photosなら一眼レフで撮った高画質のRAW画像もそのまま保存できます。
5GB以上の動画保存には別途料金がかかるため、動画も保存したい方にとってはややネックですが、写真データの保存においては安価なサービスです。
動画はあまり撮らず、風景などの写真をたくさん撮る人におすすめです。
おもいでばこ
テレビに接続するだけで写真を簡単に保存できる機器です。大容量のHDDを搭載しています。
カメラで撮影した写真や動画もSDカードを挿入するだけで楽に取り込みできるのがメリットです。旅行先の動画なども一緒に保存したい人におすすめです。
オモイデホゾン
ブルーレイディスクに高品質記録し、郵送してくれるサービスです。取り込み用のディスクを用意するなどの作業をせずとも簡単にデータを記録してくれます。
質の高いブルーレイディスクは寿命が100年以上あるため、データの移し替えも基本的に必要ありません。高画質の写真を長期的に保存しておきたい人におすすめのサービスです。
5.まとめ
風景写真をたくさん撮る方にとってデータの保存方法は悩みの種になりがちなポイントです。
良い写真を撮るためには同じシチュエーションで複数枚撮影することもあり、それら全てをしっかり保存するには事前に整理することが重要です。クラウドやブルーレイディスクなどを使ってこまめにバックアップを取ることをおすすめします。
大切な写真・動画を長期保存用ディスクに記録し、お届け
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