楽しい旅行で撮った写真や動画のデータ、あなたはどう整理していますか？

スマホにデータを入れっぱなしにしている場合、データが膨大でつい容量をオーバーしてしまうとお悩みの方も多いのではないでしょうか。データの消失リスクも考えて、別の方法でもバックアップを取って保存しておくことをおすすめします。

この記事では旅行の写真データを整理するときのポイントや、おすすめの保存方法を解説します。

旅行先の写真データを整理するときのコツ

旅行先、帰宅後にデータを整理しやすいよう工夫することで、後から見返すのが楽になりデータの紛失を防ぐことができます。

カメラのSDカードを複数持っておく

旅行先でカメラを使う方は多いと思いますが、たくさん撮りすぎて途中でメモリ容量がいっぱいになってしまったことはありませんか？

旅行中は写真の撮影枚数が急に増えることもあるため、普段1日で撮る枚数より2倍以上の容量があるメモリーカードを用意しておきましょう。

また、複数のメモリーカードを使って撮影場所などを管理すると後で整理しやすいのでおすすめです。1日目と2日目でメモリーカードを分けるのも有効でしょう。

複数のメモリーカードを持ち歩く際は、パッと見で識別できるようにあらかじめ番号や記号を書き入れると管理しやすくなります。

こまめにバックアップを取る

「旅行中に突然端末が使えなくなった」「スマホやカメラの容量がいっぱいになってデータを消去しなければならなくなった」といった不測の事態に備えるため、できれば旅行中からこまめにバックアップしておくと安心です。

詳しい方法は後述しますが、旅行中にバックアップを取る場合は持ち運べるHDD（ハードディスク）かクラウドサービスがおすすめです。カメラの場合は複数のSDカードに同一のデータを保存することで簡易的なバックアップになります。

複数の媒体で保存しておく

スマホやカメラのSDカードなど単一の場所にのみ写真データを保存した場合、万が一端末やSDカードが壊れた際にデータを復元できなくなります。破損リスクを減らして写真を長期的に保存するためには、複数の媒体でバックアップを取るべきでしょう。

→SDカードの寿命について詳しくはこちら

まずスマホやPCなど1ヶ所にデータをまとめて、そこからバックアップを取るのがおすすめです。データを移行しやすいよう、Wi-Fi機能を搭載したカメラかSDカードを利用するとよいでしょう。

データ移行時は、撮影場所・日付ごとに分けて整理するのがポイントです。

非圧縮データで保存する

データを圧縮して容量を減らした状態でデータを保存できるサービスもありますが、元のデータより画質が下がってしまいます。

高解像度でデータを保存しておきたいという方は、非圧縮データで保存できるサービスかチェックしておくとよいでしょう。

旅行先で撮った写真データのおすすめ保存方法６選

旅行先で撮影した写真データのおすすめ方法を6つ、「手軽さ」「共有しやすさ」「コスパのよさ」「長期保存のしやすさ」4項目の基準で評価しながらご紹介します。

写真を印刷する

手軽さ：★★☆

共有しやすさ：★★☆

コスパのよさ：★☆☆

長期保存のしやすさ：★★☆

特に大切な写真は形にしてとっておきたいとお思いの方も多いと思います。印刷してフォトアルバムやフォトフレームに入れ、データではない状態で保存するのも一つの手です。

ただし、他の方法と比べるとコストがかかるのはデメリットです。全ての写真をプリントするとお金もかかりますし、写真の枚数も膨大になってしまうため現実的ではありません。

大量のデータを保存する手段ではなく、特に大切な写真を保存する方法だと捉えましょう。

SNSにアップする

手軽さ：★★★

共有しやすさ：★★★

コスパのよさ：★★★

長期保存のしやすさ：★☆☆

手軽かつ無料で色々な人と共有できるのはメリットですが、情報漏えいや写真の消失リスクなどさまざまなデメリットがあるため、保存方法としてはあまりおすすめできません。

また、大量の写真をアップロードすると手間と時間がかかるうえに、画質などの制限が生じます。写真同様一部のお気に入りの写真を取っておく手段だと言えるでしょう。SNSにあげたから安心、ではなく他の方法と併用することをおすすめします。

クラウドストレージを利用する

手軽さ：★★★

共有しやすさ：★★☆

コスパのよさ：★★☆

長期保存のしやすさ：★★☆

アプリなどからオンライン上のクラウドストレージにデータを保存する方法です。

スマホやPCからいつでもバックアップを取ることができるため、旅行中にこまめなバックアップを取るのに向いています。

基本無料のサービスが多い傾向ですが、高画質写真や動画保存に制約があるため全てのデータを鮮明に保存したい人にとっては少しコストがかかります。

また、オンラインのサービスなのでデータ漏えいやサービス終了のリスクがある点には注意が必要です。

外付けHDDを利用する

手軽さ：★★☆ 

共有しやすさ：★☆☆

コスパのよさ：★★★

長期保存のしやすさ：★★☆

自宅用なら大容量のHDDを備え付けておくとバックアップしやすくなるでしょう。旅行中のバックアップ用に、容量が小さめの小さいポータブルHDDを持ち歩くのも一つの手です。

HDDは一度買うと月額料金など追加コストがかからないので、たくさん保存したい人にはコスパが良いと言えます。

基本的に長期保存に適している手段ですが、3～4年程度の寿命がある点には注意してください。また、HDDに入れたデータは接続された基本的にPC経由でしか閲覧・共有できないため、見返しやすいよう別の場所にもバックアップを取っておいた方がよいでしょう。

ブルーレイディスクを利用する

手軽さ：★☆☆ 

共有しやすさ：★★☆

コスパのよさ：★★★

長期保存のしやすさ：★★★

基本的に寿命が長く5年以上の長期保存にはブルーレイディスクがおすすめです。

誰かに共有したい場合はディスクを焼き増しすることもできます。データのバックアップには基本PCが必要で少々手間がかかる点には注意しなければいけませんが、近年はデータのアップロードだけでスマホからもディスクにバックアップを取れるサービスもあります。

写真データの保存におすすめなサービス①しまうまプリント

しまうまプリントは1枚7円～と低価格で写真のプリントができます。コストを抑えて旅行での写真をなるべく多く印刷したい方におすすめです。

プロ仕上げ高級プリントなど選べる写真の幅が広く、コンパクトサイズのフォトブックなど1冊にまとめる形での印刷も可能です。

写真データの保存におすすめなサービス②iCloud

iCloud はiPhoneやMacなどApple製品には標準で付いているクラウドサービスなので、知名度も高く安心感があります。

普段iPhoneを使っている方はスマホで撮影した写真を保存するカメラロールと連動しているため、保存設定もしやすく使いやすいと感じるでしょう。

無料で5GBまで利用可能ですが、それ以上のメモリを使いたい場合は月額130円～の容量購入が必要です。動画、高画質保存におすすめな2TBは月額1,300円となります。

写真データの保存におすすめなサービス③Googleドライブ

言わずと知れた有名企業であるGoogleが運用しているクラウドサービスなので、突然のサービス終了や情報漏えいのリスクは低く、安心して利用できます。

無料版は15GBまでの保存に限られるため、旅行に行った時など大量の写真を保存したい方は有料プランを契約するのがおすすめです。2TBストレージは月額1,300円なので、iCloudとほぼ同等コストのサービスだと言えるでしょう。

写真データの保存におすすめなサービス④オモイデホゾン

オモイデホゾンはスマホ・PCから写真をアップロードするだけでディスクを郵送してくれるサービスです。

保存期間100年以上のブルーレイディスクは1枚2,000円で継続費用はかかりません。長期的に見ればコストを抑えられるサービスだと言えるでしょう。非圧縮データで保存できるので、画質が落ちる心配もありません。

アップロードしたデータは1ヶ月で削除されるため、データ漏えいが心配な方でも安心して利用できます。

複数枚のディスクを用意して、友達や家族にプレゼントすることもできます。大切な思い出を長期間保存しておきたいならオモイデホゾンがおすすめです。

→オモイデホゾンについて詳しくはこちら

まとめ

旅行で撮影した写真は早めに整理し、何らかの方法でバックアップを取っておきましょう。

旅行先でバックアップを取っておきたい方はポータブルHDDかクラウドサービス、帰宅後にさらに安全性を高めるために外付けの大容量HDDかブルーレイディスクへの保存を行っておくと安心です。

※各サービスの情報は2024年5月時点のものです。