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高画質の写真を求めるほど、データサイズは大きくなります。デジタル一眼レフカメラで写真を撮ると、1日、2日でSDカードの容量がいっぱいになることもありますよね。

思い出の写真を家族や友人に共有したいのに写真の容量が大きすぎてメールで送信できない、スマホやPCの容量をすぐ圧迫するなど、写真サイズで悩んだ経験のある方も少なくないでしょう。

そこで今回は、写真データの容量の目安や画質を維持しながら容量を小さくする方法、PCやスマホの空き容量不足の解決策について解説します。

1.1GBに何枚保存できる?写真データの容量の目安

1GBの容量に対して、写真データは何枚保存できるのでしょうか。SDカードの容量別に目安を見てみましょう。

64GB128GB256GB
800万画素約16,400枚約32,800枚約65,550枚
1,600万画素約8,400枚約16,800枚約33,600枚
2,400万画素約5,890枚約11,790枚約23,590枚
2,000万画素(RAW)約2,460枚約4,920枚約9,840枚

※参考:https://www.rentio.jp/help/archives/461

撮影内容や機種によって撮影可能枚数は増減しますが、2,400万画素のカメラの場合、1枚あたり約10MBが目安です。

RAWデータは、カメラで撮影した光の情報をほとんどそのままの形で残すため、情報量が多い分、データ容量も重くなります。2,000万画素のカメラで1枚あたり約20~30MBです。

撮影枚数が多い方、動画も撮影する方は、画質設定の変更やSDカードの容量ランクアップを検討するといいでしょう。

2.画質を落とさずに写真の容量を小さくする方法

写真をきれいなままにファイルサイズを圧縮できたら便利ですよね。この章では、画質を落とさずに、写真の容量を小さくする方法について解説します。

 

リサイズする

1つ目は画像データをリサイズする方法です。画像の用途や、見る側の端末などの環境に応じて、最低限必要な大きさにまで縮小しましょう。

例えば、画像データをメールに添付するのであれば、モニターの解像度(1920×1080ピクセルなど)に合わせて縮小するのがおすすめです。

写真サイズを小さくすると画質が悪くなると思いがちですが、4Kディスプレイや大判プリントで見ない限り、目視では違いがあまりわかりません。もちろん、小さくリサイズしすぎると鮮明さが損なわれるので、注意が必要です。

 

画像の圧縮サービスを利用する

2つ目は画像の圧縮サービスを利用する方法です。Web上で「画像 圧縮」などのキーワードを使って検索すると、ファイルサイズを圧縮できる外部サービスのページが複数ヒットします。

ほとんどの画像圧縮サービスで、圧縮率の指定が可能です。ブログにアップする、友人や家族に共有する、スマホに保存するなど、目的に合わせて設定するといいでしょう。

無料で使えるサービスもあり便利ですが、セキュリティ面が不安なら、有料のソフトを購入しましょう。より安心して利用できます。

3.写真でパンパン!SDカードやPCの空き容量不足を解決する方法

画素数の多いカメラで写真を撮ると、すぐにSDカードやPCの容量が圧迫されてしまいます。空き容量不足を解決するためにできる3つの方法を見ていきましょう。

不要な写真データを削除する

撮影中のモニターチェックで、不要な写真データはすぐ削除する習慣をつけましょう。「あとでまとめて削除しよう」と先延ばしにすると、気づいたらSDカードがいっぱいになり、容量不足で絶好の撮影タイミングを逃してしまうかもしれません。

白飛びや手ブレ、被写体ブレなど、見てすぐわかる失敗写真はその場で削除しておくと安心です。

 

オンラインストレージを利用する

オンライン上のクラウドストレージに写真をアップし、PC内の写真を削除すれば容量を大きく節約できます。PCやスマホに写真を転送すれば自動でアップロードされるため、簡単にバックアップを取れます。

有名なオンラインストレージサービスとして、以下のようなものがあります。いずれも無料プランがありますが、ギガ数に制限があるため、大量の高画質写真をアップロードするには月額料金の支払いが必要です。

  • iCloud
  • Googleフォト
  • Amazon Photos
  • OneDrive
  • Dropbox

 

記録メディアにバックアップする

記録メディアに写真のバックアップを取り、容量不足を解消する方法もあります。ランニングコストがかからず、サイバー攻撃による情報流出・データ消失から大切な写真を守れることがメリットです。

代表的な記録メディアには以下の3つが挙げられます。

 

ブルーレイディスク(BD)

写真の長期保存に向いている記録メディアが、ブルーレイディスク(BD)です。安く、取り扱いが簡単で、適切に保管すれば数十年データを守れます。

BDを読み込むドライブが別途必要になりますが、読み込み装置と記憶メディアが分かれているからこそ、故障やデータ消失のリスクを低減できます。

 

ハードディスクドライブ(HDD)

大容量のハードディスクドライブ(HDD)は、コストパフォーマンスに優れています。3~5年にわたって使えますが、衝撃に弱いので取り扱いには注意しましょう。データ復旧サービス付きの製品を選ぶと、データを消失するリスクが減ります。

 

ソリッドステートドライブ(SSD)

ソリッドステートドライブ(SSD)は読み書きスピードが速く、小型かつ軽量な形状なので、取り回しの良さが魅力です。耐衝撃性に優れております。しかし、容量が少なく、コストはHDDよりも高くなります。

 

4.まとめ

2,400万画素のデジタル一眼レフカメラで撮影した写真の容量は1枚あたり約10MBが目安です。64GBのSDカードに約5,890枚保存できます。

画質をそのままに容量を節約したい場合は、写真をリサイズする、画像の圧縮サービスを利用するという方法があります。

それでもPCやSDカードの容量不足が解消されない場合は、モニターチェック時に不要な写真をすぐ削除する、オンラインストレージや記録メディアにバックアップを取るようにしましょう。

 

大切な写真・動画を長期保存用ディスクに記録し、お届け

 

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